うつ
もっと早くに知っていたら、もっと違う風にできたのに と思う日が時々ある。愚かしい。馬鹿馬鹿しい。そんなわけない。 私という人間は、このようにして知っていき、このようにして過ごして初めてわかるのだ。他人の痛みや自分の痛みを理解するまで、こんな…
心機一転という気持ちにはなれない年越しをして、新年になっていました。 2019年ですね。 新年を迎えてもう半ばになりますが、私は知っています。あと2~3回あくびをして目をパチパチさせてたら2020年になることを。 そんな風に、1週間くらいの感じで余…
肩がすくんでる 寒くて 坂道が多くて 外の世界に私の内側が張りつめていて 欲しくて買ったリュックは二番目に欲しかったリュックで安物 本当に欲しかったリュックは持ってる物の10倍くらい値段が高い物 その安物のリュックを背負って歩いていて いつも肩がす…
不安や不満が溜まっている。自覚があるのが救いだ。 しかも原因がわかっている!これは解決への近道だ。 「胃が痛くなる」というのを経験して、「本当に痛くなるんだ」と感動したりする。 私は今まで、ストレスがたまると「頭が痛い」症状が頻繁に起きていた…
私は今、不思議な気持ちでいる。 今、ひとつの感情に覆われていない。 今までは、ひとつの感情に覆われてる事が常だった。 「それ」は一日の始まり、起きた時にほぼ決まっていて、「気分がいい」「気分が良くも悪くもない」「気分が悪い」「ダメ・無」の4つ…
けどできる。 ここ数か月、短いスパンで身体の調子が悪い。それを事務的に報告する。 どうしようもないから、諦める。諦めるというのは具体的にただひたすら休むという事。休むということは、複雑な「すべきこと」を放棄し、横たわり温存するということ。悔…
漠然とした不安と、まだしてもいない作業に疲労を感じている。 瞬間的にイライラしたりして、わかりやすい情緒不安定になってる。 夕食の準備中に突然吐き気がして横になったりする。 そのようなことを、担当医には言えない。 「どうですか」と聞かれて「変…
良い方向へも悪い方向へも、こころが動くというのはすごいことだなと思う。 無味無臭の頃の自分に比べたら、本当にすごいことだ。 そしてこころが動くというのは非常に面倒くさくて邪魔くさいものだとも感じている。 人であり人らしいというのはそういうこと…
私が恐れたのは、理解の無い他者から放たれる声ではなかった。 本当に恐れたのは、他者が放つ言葉の奥に、過去に自分自身が、他者に向けて放った声が聞こえたことだ。 自分自身が社会的弱者になる、そんなことを全く想定していない完全無敵の正論者ぶってい…
暑い。 ものすごく暑い日が続いている。何度も首の後ろを触る。首の後ろが熱く感じて、触る。すると少し和らぐ。気がする。 消えてしまいたくなる日があって、それはもうどうしようもなくて、取り繕うこともできなくて(面倒くさいみたい)どろっと溶けてし…
音楽と小説と映像作品に支えられ、すくわれた日々がある。たくさんある。 何度も聴く。何度も読む。 何度聴いても初めて出会ったみたいに涙が出る。 何度読み返しても初めて読むみたいに最後にため息が出る。 音が終わったとき、満たされて、直後、喪失感が…
精神疾患を治療し始めてだいぶ経った。 病院は2か所しか知らない。主に投薬治療なのでどちらに通院していても、今の私になるには、これくらい時間が必要だったんだろうと思う。 振り返ればあっという間だけど、冷静に考えると長い時間だ。 私も含めて、自己…
正しくありたいとは思う。 でも正しさって、ひとそれぞれ違う。立場も違う。 同じことが起きて、自分なら傷ついても、違う人は全く無傷かもしれない。 その逆もある。 傷つけられたのに、他人を思って傷を隠すと、自分以外の人には私の傷はなかったことにな…
不誠実だな、と思った。 私は他人を試したり、煽ったりする人間が嫌いなんだけど、嫌いなのには理由があって、その理由が何かしらそれなりのことがあって自分の中で覆らない限りその感覚は変わらない。おそらくそんな何かしらの事は起きないと思ってる。 「…
私の周りがさわがしい。春だからかな。 でも私は静かにしていたい。春になるのは嬉しいけど、だからって、同じように騒がしくはできないから、そっとしてほしい。そんなことを言うと、どんなことになるのか、もうわかっているから言わないけれど。 来年も春…
錆びついてるのを知らないで、「そういうものだ」と思い込んで踏み込んでいたペダル、チェーンはギリギリと音を出し、重いものだと思い込んでた、知らずにタフになったバカな太もも、そんな事を考えました。 自分の身体や頭の中を自転車に例えて。デフォルト…
去年は、自分の意志で動いたなぁと思う事が多かったです。 自分で選んで自分で決めて、実行できた。すごい! 「どうして私以外の人は、物事をスイスイこなして前に進められてるのかな?」なんて不思議に思っていたんですが、優先事項をすべて自分にしてみた…
何もない場所に行ったことがある。 言葉にした途端に嘘っぽくなるのが悔しいけれど、残してみようと思う。 そこは真っ暗で、真っ暗で、真っ暗過ぎてもしかして真っ白だったかもしれない。 とにかく何もない。何もないのは、「無いように」「見えた」だけかも…