私はメーデーを聴いて生きた
死のう、と思ったことはない。
でも、このままじゃ死ぬだろうなと思ったことはある。
「影が薄い」なんて表現があるけど、本当だと思う。
本当に影が薄くなるし、身体は透けてくる。声は出なくなるし、スペックの低い透明人間みたい。
朝が来るのが怖かった。
また眠れてないのにもう朝が来る、今日が始まってしまう。
夜が来るまで身体の震えは止まらなかったし、夕方から深夜まで何度も泣いた。
深夜になるとマシになるけど、数時間後には朝が来る。
どれくらいそんな風にして過ごしていたのかは思い出せない。
そもそも脳ってそう出来てるって何かで見た。いらない記憶は削除されてくって。
(ハードには残ってるけど、相当時間をかけて復元できるかできないかに似てる)
ある日、CDに出会う。
(喋らず書くばかりになった私を心配していた人から)
最初の出会い
jupiterとユグドラシル→感情を取り戻した
2番目の出会い
FLAME VEIN+1 と LIVING THE DEAD→笑ったり泣いたりできるようになった
3番目の出会い
orbital period →私を外に出した
メーデーを聴いて、私は生きてるんだ~…って思ったのを覚えてる。
涙が止まらなかったのも覚えてる。
嬉しかったのも覚えてる。
感謝を伝えたい!と思って、ライブに。人生初ライブに。
引きこもりを突然そんな場所に赴かせた存在。
今はRAY
今でも泣いちゃうよ。少し影が濃くなったけど、同じだった。
いつだって私は私だった。
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メーデーを聴いて、私は生きてるんだ~って思ったのを覚えてる。
を訂正
私は生きていていいんだって思ったのを覚えている、です。