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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

発言内容が何であれ大声の人は嫌いに近い苦手

先日、作業所にて。大声で注意された。

まず、大声で注意された事実よりも、私がその人を苦手だと思ってるから余計に嫌だった。

作業終了時間丁度になった時、「ちえさん、終わりだよ」とその人に声をかけられた。

私の作業は手芸だったので、針を通して玉結びをして、今日はここまでやった、という印がないと困るので、「はい、もう少しで終わります」と答えた。

玉結びをするための時間が1分程必要なのだ。

すると「ダメだーーー!!!」と大声で叫ばれた。

 

私は無視をして作業を続けた。

他の利用者さんもそれについて何も言わず、それぞれの片づけを始めていた。

大声を出した人は「終わり終わり終わり」とぶつぶつ言っていた。

 

私はその後数日続けて休んだ。

怒りを鎮めたかった。

腹が立って仕方なかった。この状態で行って、また同じようなことがあれば間違いなく爆発する自分が想像できた。

以前にもそういうことがあった。その時の相手は違ったけど。

私は人の「立ち位置」というものに拘る。それはこういう事が起きて「どうしてこう考えてしまうんだろう」と悩んだ末に発見した拘りだった。

 

例えばスタッフの人に終了時間を告げられて注意をされたなら、私は怒らない。

(そもそもスタッフは大声を出さないけど)

同じ立場の利用者である人に、まるで私の教育係のような口調で注意されたから腹が立った。

そして次に腹が立ったら言おうと決めた。

その場を荒げないよう(周囲にいる他の利用者さんにも嫌な思いは伝染する)爆発するまで我慢してはいけないんだ、と思った。

小出しに、自分の思いは伝えるべきなんだ。

私は感情に支配されるのが嫌で、どんな時も冷静を優先する。

それ自体は間違いではないとわかってるけど、匙加減と言うか自分の考えてた冷静の方向が違う気がする。

「冷静に」「伝える」がいいと思うことにした。

今までは「冷静になって」「怒りを鎮める」あるいは「無かったことにする」に勤めていたんだ。きっと。そんなの無茶だ。

ときどき、さんざん考えて沢山もがいて、頭の中が狂っていって、何をどうやってもすべてのものを黒く染め上げることがあって、そうやってとことん汚い思考になったあと、ドーンと穴が開いたように「どうでもいいこと」に落ち着くときがある。

そういう時もある。

私はそういう気質なのだと自覚したとき、答えのないことを考えてる時間は無駄ではなかったと思った。

こねくり回して考え抜いてやっと、「どうでもいいこと」だと気付くことができるのだから。実感、みたいに。

実感した上で行動したいのかもしれない。

他人に言われた「当たり前の事」や「無駄でしょ」というものに自分の価値は置きたくないのかもしれない。振り回されるだけだった経験がある。

言った人を信頼してるから、「そう思うようにしよう」としてるだけで、「自分で納得して」「そうしよう」というところまでいってない。浅はかなんだ。

 

ふと周りを見渡して、しばらく観察をしていると、皆それぞれ自分が主人公の人生を歩いていることがわかった。

私はわたしの人生を重んじていない。それもわかった。

嫌いだな、苦手だな、と感じる人に共通点を見つけた。

私ができないでいる自己主張やわがまま(私にはそう見えるけど、普通の事なのかもしれない)を声を大にして言える人が多い。

そういう人は支配欲も強い。言動の節々に出る。とても不愉快だ。

それを今まで飲み込んできた。

やめようと思う。

自分の意見を言おうと思う。自分の今後の為にできるようになろう。

「大きな声出さないでください」と言えるように。

その先はわたしではなく、言われた人が考える事だから、もう悩まない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。