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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

勉強したくない(勉強嫌いの子供を持つ親)

前回の内容から少し脱線します。

前回は勉強したくないひと本人を意識していました。(もちろん本人以外の誰に読まれても嬉しい)

今回は「うちの子勉強しない」や「うちの子のテストの点数が低い」など、我が子の学習意欲の無さや、成果が出ないことを心配する保護者のことを書きたいと思います。

 

極端で乱暴な私の見方ですが、そういう事を本気で思ったり言ったりしている保護者の方がいるとしたら(他者の手前、謙遜で言う人もいると思うので)その方自身が勉強不足の状態であると思います。

過去、現在において、その大人自身が勉強に取り組んできていないのだと思います。

勉強しなくてもそこそこの成績でそこそこの人生の中でそこそこの経験を積んできたので、勉強してこなかった、しなくてもなんとかなった、というお手本状態です。

だから勉強している状態を理解できないのだと思います。理解していないことは説明できないし、教えることができないので、他者や子供本人に丸投げになり、もどかしい気持ちだけが増殖する。その増殖してはみ出した気持ちを、自分で消化することなく言葉にして子供にぶつけるんだと思います。「勉強しなさい」って。言った方が楽だから。

あるいは「勉強できなくていいよ」と先に言ってしまったりします。私の母のように。

 

一方、勉強をしてきた保護者に育てられている子供は、勉強することにさほど抵抗はないようにみえます。「面倒くさいなぁ」くらい。

勉強をするという事がどういう状態かを、具体的に教えられるからだと思います。

そしてその成果が何であるかを知っていて、子供の腑に落ちる説明ができるし、褒めることも上手な気がします。

気分が乗らない時は勉強しないでいることの正常性や、リラックスの仕方、気分転換の必要性など、精神的な自立の手伝い(補助)が上手にも見えます。

私が知る限りの、子供を教育している大人を見て思ったことです。

そもそも興味のない事を意欲的に取り組もうなんてことは難しいです。

やる気スイッチは必ずみんなに付いてると思うのですが、苦手な数学のやる気スイッチを押そうならまだしも、どうやったらいいかわからない勉強って何?よくわかんないけどやる気スイッチを押そうとは無茶です。

勉強するとはどういう状態の事か、それを教えられたら。

「勉強するってこんなことだったの?わかった!」と子供が思った瞬間にやる気スイッチは作動していると思います。

 

自分の施された教育への不満と、それに気付けなかった自分自身への不満と、現在の自分への自戒を込めて振り返りました。

(自分への自戒って変ですよね)

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。