chicken soup
とてもさみしい。
さみしいってこういう感じだった、そうだった、と思わされる出来事があった。
つい先ほどの事だと思う。
私には黄色い液体と赤いシャラシャラした布が見えたし、それが現実的ではない世界に私は居るけど、それが存在する景色だという前提を、とても心地よく感じた。
まだ数頁読んでいたいと思った。男の人も女の人も悪い人じゃないといいなあと妄想を膨らませ、この後のふたりは壁の色を塗り替える日が来たりするんだろうか、なんてことまで考えていた。
寝る前の楽しみだった。
それが今夜は読めないのでさみしい。これは貴重な気持ちだから、大切にする。