季節の狭間で、私が勝手に、カウンセラーを感じてしまう仕事をする人
漠然とした不安と、まだしてもいない作業に疲労を感じている。
瞬間的にイライラしたりして、わかりやすい情緒不安定になってる。
夕食の準備中に突然吐き気がして横になったりする。
そのようなことを、担当医には言えない。
「どうですか」と聞かれて「変わりありません」と答える。
時々、変わりありませんというと怒られる時があるけど、(変わりないってどういうこと?どういう意味?って)それに答えても、なんかわかんないけど説教されるので、はい、はい、と聞くようにしている。
私は一度、担当医にぼろくそ怒鳴られて泣かされたことがある。
なぜあんなに怒鳴ることになってしまったのか、私にはわからないけど、とにかく怒ってたなぁという記憶だけがある。あれ?今思い出したけど、一度じゃない、二度だ。
一度目のは私が勝手に断薬した時で、怒鳴りつける必要性は感じないけど怒鳴りたくなる気持ちはわかる…。治りたくないのか!という思いになる気がする。
それで二度目の時のは本当に思い出せない。
うっすらと、「そんな、理不尽な…」って思ったような気がする。
そんな経験があって、私は担当医に本当の事を話せなくなった。何か聞かれれば答えるし、聞かれなければ黙っている。提案をされたら「できる、できない」を答えるが、「今はできそうもない」と素直に答えると、「そんなんじゃいつまでたってもできないよ」と軽くキレられる。そして「じゃあ頑張ってみます…」と言おうとすると
「はい、じゃあまた来月ね」と言って席を立つよう促される。
そして私は席を立ち薬局へ向かう。
処方された薬を待っている間、時々、無になる。
少しざわついている薬局の片隅で、無になっている。
名前を呼ばれて、薬剤師さんから薬の確認と説明を受ける。
薬剤師さんがお変わりはありませんか?体調はどうですか?薬で困ったことはありませんか?と尋ねてくる。
最近の症状を少し話すと、ああ、それは日常生活に支障出ていますか?少し休めば回復しますか?と聞いてくる。はい、休めば回復します、と答える。
それなら良かったです、とふんわりとした笑顔で薬を渡してくれる。そして、あまりその状態が続くようなら担当医に相談してくださいね、と言われ、私は苦笑いをするんだった。