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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

wish

私はもう随分大人で、振り返ればそれなりの思い出もある。

日々の生活の中で、過去の出来事を思い出したりする。ふと目にした景色や物に、もう会わない人を思い出したりする。

その記憶の中のその人たちは、その時のままの風貌をしているので、それが過去の事だとしっかりわかる。

その人たちも私と同じように歳を重ねている。大人になっているだろう。

 

20歳の時、散り散りになった中学校時代のクラスメイトに連絡を取り、小さなクラス会を開いた。40人クラスだったけど、30人に連絡がついて、20人が参加してくれた。

私は20歳になってもよく遊んでいた同級生2人と協力して、幹事のようなことをした。

後でわかったことだけど、私はどうやら中学校クラスの幹事として登録して卒業していたらしい。そんなことを責任感を持って覚えているほど賢くなかった。

結果的に見れば自費で連絡を取り20人集められたのは良い仕事をしたと思う。

当日は、15歳で別れたクラスメイトが20歳になって現れて、みんなで盛大に笑ったのを覚えている。

東京から駆けつけてくれた男子が3人いて、彼らは中学生の時に成績優秀でコミュ強でユーモアに溢れた人物たちだった。

うち一人の趣味がスキューバダイビングだと聞いて、「太郎(仮)が!」「スキューバ!」と大爆笑だった。

ほかの人たちは私を含め、なんやかんやで地元にいるので、会おうと思えばいつでも会える距離ではあるんだけど、こういう機会でもないと集まれないのが大人なんだろうと思った。スケジュール調整が難しい。

私は知人のお店を貸切にしてもらった為、手伝いの方に回ってしまって、なかなかみんなとは話せなかった。

それでも、みんなが元気でいた(元気じゃなかったかもしれない人も元気に笑うことができた)空間を過ごせたことが嬉しかった。

 

集まった人の中に、私がずっと好きだったAの友人がいて、(なんなら私が別の人と結婚する直前まで好きだった)「ちえが結婚したって聞いて、Aは絶対ありえないって言ってたよ」と言われた。「へえーなんで」と聞いたら、「ちえは一生俺の事を好きでいると思ってたから信じられない」と言っていたそうだ。

その友人に、「Aは相変わらず頭は悪いの?」と聞いたら「あいつは変わらないよ、ずっと頭悪いよ、今も頭悪いよ」と言った。

それってすごいことだなーと感心してしまった。

 

今日はそんなことを思い出すきっかけがありました。

そのクラス会からも早20年弱、Aが今日も変わらず頭悪いことを願ってしまう。

そして、幸せでいてほしいと思う。

 

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。