死なないでほしい、と言いたいけど、私のお願いで生きるのは心もとないのではないかと思った。 たとえば、私がそういう感情に支配されている時、誰かのお願いで「はいわかりました」と思えるだろうか。誰かが悲しむからやめよう、という、自分以外の他人の気…
良い方向へも悪い方向へも、こころが動くというのはすごいことだなと思う。 無味無臭の頃の自分に比べたら、本当にすごいことだ。 そしてこころが動くというのは非常に面倒くさくて邪魔くさいものだとも感じている。 人であり人らしいというのはそういうこと…
私が恐れたのは、理解の無い他者から放たれる声ではなかった。 本当に恐れたのは、他者が放つ言葉の奥に、過去に自分自身が、他者に向けて放った声が聞こえたことだ。 自分自身が社会的弱者になる、そんなことを全く想定していない完全無敵の正論者ぶってい…
暑い。 ものすごく暑い日が続いている。何度も首の後ろを触る。首の後ろが熱く感じて、触る。すると少し和らぐ。気がする。 消えてしまいたくなる日があって、それはもうどうしようもなくて、取り繕うこともできなくて(面倒くさいみたい)どろっと溶けてし…
一般的に余生を意識する年齢よりは少し早いかもしれない。 人生の計画してる人ならばたくさんいるだろう。 私はここ数日、寝る前に習慣になってしまった。残りの人生をどのようにしていくか、できるかできないかは置いといて、自分にとって、どんな生活が良…
悩んでいる。子供の話を聞いて悩んでいるのは私。 苛立っている。子供は苛立っていることを私に話している。 子供が苛立っている出来事については、「私ならこうする」という解決策があるけど、その解決の仕方はあくまでも「私なら」のやり方であって、彼に…
本を読み終えて巻末を確認した。 「ターン」 北村薫 平成12年7月1日 発行 とある。 西暦2000年の作品だ。 私は136頁と157頁のとある部分で、巻末を確認したくなった。「この物語はいつ作られたのだろう」という疑問が湧いて、それを解決したくなった…
短編集を読んだ。 「紙の動物園」ケン・リュウ 今絶対読むべきSF作家 ケン・リュウ「紙の動物園」「もののあはれ」 - あざなえるなわのごとし azanaeruさんが書評していたのを読んで、読んでみたくなったので、数少なくなった近所の書店に行った。スーパーの…
あの時隣り合わせで見た夕焼けがこんな色だったけど 今はもうどうでもいいことで どうせ毎日同じような歪み方をして 捻じ込まれた些細な記憶 こんなにも鮮やかに色を付けて現れる あまりにも突然に 堂々と 匂いを連れていた あの時の隣り合わせた肩に寄せた…
数日前、のどが潰れてしまいそうな外圧を受けた、ような、痛みを感じた。 「だったらやめた方がいいかもしれない。」私はそう言った。 確かにそう言ったんだけど、それを言う前にのどが痛んだ。 言うべきか、言わざるべきか、本当はそんなこと言いたくない。…
去年の11月に書いて下書きにしていたものです。 自分の過去を振り返り、してきた行いを公開するのに少し勇気が必要でした。 半年寝かせて、記事を読み返したら、今はもう大丈夫になってました。 きちんと「過去」になったのだと思います。あと、「過去の自…
(つづき) Iは5年制学校、Aはスーパー超進学校、K、Sは超進学校に進む精鋭だった。 当時のこの4人を思い出してこれを書いているけど、中学生とは思えない懐の深さ、人間性だ。自分で精いっぱいでおかしくないのに、「人に教えてると自分の復習になる…
私はノートの使い方が下手な子供だった。 それは今振り返ればなんだけど、、当時はきれいに書けている自分のノートが好きだった。先生の板書通りの並び、色分け、図形、すべてをきっちりと写していた。 一学期二学期、新しい年度、その度に新しいノートを用…
カモミールティーは好きじゃないけど 頻繁に飲む時期がある。ティーパック20個分くらいの消費で終わる。 「飲んでおかなければ」と感じて飲む。それが今時季だ。なぜかはわからないけど、飲む。寝る前に飲む。「もう飲まなくていい」と感じて飲むのをやめ…
期限が決められてる決断しなきゃいけないこと 期限がなくて選択しなくちゃいけないこと 私の頭が、ものすごく冴え渡っている時と、ものすごく鈍っている時があるのを自覚していて、ものすごく冴え渡っていなくてもいいから、せめて少しまともな回転をしてく…
曖昧な記憶の中から心地よい時間だけ取り出して思い出にした 腐っても分解されて朽ちてくれない不気味な感情のなり損ないみたいな確かな事実は どこにしまっても同じだった 同じだったから もう 大切にするのは難しかったけど大切だったよ 途中まで一緒に歩…
何歳頃だったか忘れてしまったけど、祖母と手紙のやり取りをしたことがある。 私は「おばあちゃんお元気ですか」と書いた。他の内容は忘れてしまった。 祖母からの返事が届いて、手紙の内容に衝撃を受けた事だけ覚えている。 おばあちゃんがくれた手紙の文章…
他人の悪意に気づいてしまった瞬間があります。 他人Bが他人Aに向けた悪意なので、私は全く無関係の立場です。だから気づいたのかもしれません。 その時、こんなバカみたいな罠にひっかかる人いるのかなぁと思って見てました。「まんまと」ということって…
私が小説を読むようになったきっかけは江戸川乱歩の作品で、確か小学6年生頃だったと思う。長い夏休み、近くの図書館に通った。 図書館に通い始めたのは、本を読むためではなかった。自宅では宿題ができなかったからだ。自宅にいると、家の事をしなくてはな…
去年は10月頃からずうっと調子が悪かった。 今も万全ではないけれど、昨日よりはマシだとわかると気が楽になる。私はマシかマシじゃないか程度の差で今日を生きる。本当はもっと丁寧な暮らしをしたいけど、そんなことを現実にしようとすれば直ぐさま破綻す…
ボールペンで書かなきゃいけない時があって、時々書く文字列が、忘れそうで忘れないでいられるギリギリの記憶力、記憶力の問題かな? お母さんとかお姉ちゃんとかで呼ばれてて、私、自分の名前忘れそうになります。 書類に書くのも、最近では子供の名前を書…
広島中3自殺、進路指導の変更が要因…第三者委 : ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) ずっと考えていた。昨日報道があった。何も戻らない。 けれど実証した側の大人は最大限稼働したように感じた。 文中にあった「コミュニケーションの不足」とは、(指導…
「わからない」 いきつくところ、そうなる。理由があれば、それなら仕方ないね、と言って見送れるものではないから、わかったようなことは言えない。(わかるような心境になったり、思ったことがあるとしても) いまだに、口をついて出そうになってしまう気…
上澄みは透明度を増している 時間を正しく過ごしていれば 重いものから沈んでいく 順に 見上げたら空は光って見えた 屈折した光は奥底まで照らした 知らないルールに従って たしかに届いた 辟易した過去からの光 あらわになった足元は泥水に沈んでいた 選ば…
私生活の愚痴です。
ただじっと黙って見守るというのは難しい。 ふたりでいるのに、一人の世界にいる人の隣に寄り添い続けるのは簡単ではない。自分ひとりでいるよりも孤独だ。自分以外の人がいてくれて初めて孤独を知る。思い知らされる。 子供の成長を近くで見ている。定点観…
音楽と小説と映像作品に支えられ、すくわれた日々がある。たくさんある。 何度も聴く。何度も読む。 何度聴いても初めて出会ったみたいに涙が出る。 何度読み返しても初めて読むみたいに最後にため息が出る。 音が終わったとき、満たされて、直後、喪失感が…
修正加筆しました。「ーー」部分がそうです。 ー 親の都合で貧困家庭になっている。 その家庭の子供を責めないでほしい。 長期的な取り組みについて、解決方法について、手順を教えてあげてほしい。 当たり前が当たり前ではない、というのは、どれか一つの事…
夏休みはあっという間です。毎年、あっという間なんです。 夏休み始まったー!と思ったら、もう学校が始まるのです。 ということは学校生活そのものがそういうもの(意外にあっという間)だと、小学校生活6年間を修了した人なら知っていると思います。 そし…
犬がみた宇宙、 私はそれを想像するととても悲しくなる。それを知らなければ想像しなくて済んだのにと思う。でももうそれを知らなかった時の自分には戻れない。だからその悲しい気持ちはずっと続く。もっと他に何かあるだろと言われてもおかしくない、私が失…