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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

立場が違う事、自由は無責任とは違う事、守る事、教える事、多岐にわたる事

あんずるよりうむがやすし

 

気付いたら大人になってて、結婚しようがしまいが、子供を養育する立場であろうがなかろうが、20歳を過ぎたら大人という立場に分類される。

 

自分は親と言う目線に立って意見してみたいと思う。

自分がお手本となるよう、人生を楽しんで生きる姿を見せられない、楽しそうに出来ない状態にある親は、どうしたらいいのかと他人に尋ねることはない。

私は今の状態を子供に受け入れてもらわねばならない。

とても不憫だけれど、現実だからその姿を見せるしかない。

成長とともに、なぜこのようになっているのかを説明する義務がある。そのために、まずは私の責任で築いた家庭というものが、私の健康状態により不全機能家族という状態にあることを知ってもらわなければならない。

「一般的な家族」と「違う」ということを伝えて、理解してもらうことから。

子供がそれに不満を持ったり、怒りを感じたり、さみしさを感じるのは正常だ。

それを全て受け止めるのが自分の責任であり、唯一できることだ。

そこからだ。

親の自分が出来ていないのだから子供であるあなたも出来なくていいんだよとはならない。

どうしたら出来るようになるか、教えたり一緒に考えたりする。出来なかった時に悔しかったり悲しかったりするのは正常だと教える。諦めるという選択肢の他に、シフトチェンジする考え方もあることを教える。思い通りにならない事の方が多いが、思い通りに進むこともある、その時はきっと、すこぶる気分がいいはずだ、と教える。

実感してみないとわからないこともあるから、その時が来たらわかるよ、と教える。

たくさんの人に出会って、良い人も悪い人もいることを教える。

 前もって見分ける方法はない事、時間によって変わる事がある、自分は自分だけど、同じように他人にも自分がある事、そのようなニュアンスで伝えていく。

 

 ゲームばかりしていても頭は悪くならない、だから安心していい事、だけど視力の心配はある事、姿勢も気になる事、長時間姿勢が悪いと身体が不健康になることを教える。

 勉強が出来なくても就職が出来た時代があったが、今はそうじゃない事、だから老害の言い分は気にしなくていい事、大人は結構な頻度で間違いを犯すことを教える。

 自分の間違いを認めて謝れない大人もいること、他人は自分の人生の責任をおえないこと。だから信じる力が必要になってくること。考えて整理して選べること、そしてその能力や知恵が努力で培われるものだということ。

 

 私は、自分が大人になるまでに、一般的な当たり前を知ることが出来なかった。今も知らない事がたくさんあるし、好き嫌いもあって、知る機会を逃してる事柄もあると思う。

 でも、口で言ってもわからないからとやめるわけにはいかない。私が出来てないのだから偉そうに言えないと縮こまってる場合でもない。

レールから外れた生き方は否定しないけど、脱線していることに気付かないで生きるのは危険だということを教える立場にある。「レールはここだ」と教えた上で、新たにレールを作るというのならどのように作るのかと聞くだろう。

聞いた作り方に不備があれば指摘して改善策を考えるようしつこくするだろう。

 しつこくされることから逃げたら見つけ出すまで探すだろう。

 私の子供は天才ではない。無能のまま社会には送り出せない。

 アルバイトと正社員の違いを理解できるようになるくらいにはしたい。親の無力や無能さのせいで、子供をバカにしてはいけないと思っている。ACの親の元育てられる子供には切実だ。

 努力の末アルバイトをしている子供をばかにするような社会は見えてこない。

 

 

 

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。