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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

融通が利かないのは頑固だからじゃなくて理解力が足りないから

かもしれないなぁと、思いました。

自分の事です。

自分に何かリクエストしてくる人に対して、拒絶感が出てしまうことが多々あります。

いつの出来事だったかは忘れてしまいましたが、作業所の作業のひとつとして、「利用者Aさんにエクセルでの表の作り方を教えてあげてほしい」と言われて、私としては自分に出来る範囲であればと思い引き受けました。

今思えば、表計算2級を取得した私の自尊心を高めるために、、スタッフの計らいだったんだと思います。

そこにパソコン操作に興味のあるAさんが入所してきて、だったらちえねつさんに聞いたらいいわ、という流れになったんだと。そこで両者に最も必要とされるコミュ力を育成させる、というオプション付きで。

今なら、名案だと思います。

どんな表を作るんですか?とスタッフに聞きました。

在庫管理の表が欲しいということだったので、それなら私にもできそうだと思い、内容を聞きました。それはAさんも聞いてました。

 

内容を聞いて、私はパニックになりました。

そんな表は作れない、そう思ったからです。正確には、その内容なら表は3枚になります。1枚に収める事が出来ないことでした。

項目としては(入荷)(出荷)(在庫)そのシンプルな物しか使いません。

ではなぜパニックになったのか。

個数(単位)が私の脳をワッショイしました。

 

入荷 出荷 在庫

 1  0  12 

 

え?どういうこと?と慌てふためきました。スタッフの説明を聞きました。

入荷1とは、12個セットで1という1ダース表記だということでした。

この週は出荷が0個だったので、在庫は12個(突然のセット解体)ですよ、という意味でした。

ちなみに、出荷は現物1個単位で表記されると聞いて、私はそっと瞳を見開きました。カッと音が鳴ったかもしれません。

 

このスタイルで、今月の在庫管理の表を付けてって欲しい、2人で。とスタッフに言われましたが、無理です。と言いました。

自分一人で3日もらえて、表(項目、主に単位)の快適化を考える事が出来たら、出来たかもしれません。でも隣でAさんが「アベレージも入れた方がいいですよね!」って言ってきて「そうねそうね!」とスタッフも言ったので、やっぱり無理ですってことになりました。

仕入れは仕入れ、売り上げは売上、在庫数は在庫で管理しないと絶対に間違います。

 

あの時の私に、もう少し相手の話を聞く姿勢と、時間を下さいというお願いと、質問するので理解するまで教えてください、それなら出来ます。

と、今なら思います。

 

でも実は、一番怖かったのは、作業所ではそのような、こと個数や単位については入り乱れた在庫表を使い続けていたわけで、その表を見て正しく理解できる人がそのスタッフさん一人だったって事です。

 

 

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。