久しい人からデスコール
どのような心境になったら私に電話をかけてくるのか、と電話を切った後に考えてしまう。
「ひさしぶり」と始める会話は、私にとってはとても不思議な感じ。
私の中の時計はひどく遅い。
久しぶり、というほど時間が経過していると思えないのだ。
(そもそも久しぶりとはどれくらいの時間の事なんだろう?なんて考える人間になってしまった。時間があるから、どうでもいいことを考えるんだろうな)
このお久しぶりコールは、今流行っているのかな?と思う程、同時期に数人からくる。
数人とは3人ほどなんだけど、その3人同士は繋がりがない人たちなので、私ダイレクトな知人友人だ。
これが3人とも共通の知人友人だったら、久しぶりに私に良からぬアクションを、と思案してるのではないかと疑ってしまう、そんな人間になってしまった。
(良からぬアクションとは、私にとっては地獄なだけで、彼女たちには普通にどこか遊びいこうとかいたって健全なアクション)
そのうちのひとり。
「あのときはわかったふりだった。自分がそうなって初めてわかった。うつ病の怖さを知ったよ、辛さを知ったよ、あの時、大丈夫頑張れって言ってごめんね」って受話器から涙声が聞こえた。
そして「ちえねつに会いたいよ」とも言った。
彼女は、私が一番つらいとき、根気よく友人でいてくれた姉御肌の人だ。
会わなくなって5年ほどになるけれど、その間に色々あったらしい。
私は、会いたくないわけじゃない。
私も彼女には会いたいのだけど、会える体調でも精神面でもない。
だから少し時間をもらった。
今すぐに会ってしまえば、泥沼に引きずり込まれて共倒れになるような気がするから。(暫く疎遠になってたのは私のせいでそういう感じになったことがあるから)
そして電話を切った後、疲労困憊している。
私にとって長電話はちょっとしたスポーツなのだ。
体力をつけなきゃいけないなと思いました。
人と言う字はだな、、と金髪先生のモノマネをしてから寝ようと思います。
金八だった。