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大人になってからアダルトチルドレンを知って、わかったことや気付いたことと、これからのこと。

暗い思考はするけれど無感情なわけじゃない

能面にだってうっすらと表情があるような気がします。

その表情筋が一定の場所から動かないってだけで、、。

先日アルバイトが終わりました。もともと短期のやつでした。だからやってみようと思えたし、多分できたと思います(自分的にはミスをしていても、それは些細過ぎてミスとしてカウントされないことがある、と知ったからです。その真逆もあるので結局じぶんではわかりません)

 

始めて1週間経たないうちに違和感。

2週間過ぎたあたりで能面になろう!と決心しました。無言実行できたのは人生で初めてかもしれません。覚えてる限り無いです。

私は表情筋を全く動かさない方の能面になることが出来ました。

 

小さな小さな意地悪をたくさんされました。

「こういうのってドラマの中だけかと思ってた」という謎の(少なくとも私に意味はわからないけど、やってる方にはやるだけの意味がある)意地悪です。

精神を病んでない人が同じことをされたら、病める程度の事だとは思います。

或いは正義感の強い人がされたら争いになるかもしれません。(いま、正義感が強いのに争うって変だな、と思ったけど、ゆえにそんな事もあるかもしれないとも思った)

 

幸い、与えられた仕事内容は今まで経験したことないくらい簡単なものだったので、それ自体は全く問題はなかったんですが、それに気付けたのは終わる10日前くらいだった事がとても残念です。

 すごく簡素な実態を、物凄く複雑に見せようとされたことは、とても不快でした。

この体験は、今後自分を認知していく私にとって役に立つ出来事。それが大きな収穫です。

 「自分自身が、他人に何かを伝える時に回りくどい表現をするのに、他人にはして  欲しくないと思っている」ということがわかったからです。

あともうひとつ、「私は自分が思っていたよりも、冷酷さを表に出せる人間だった」と知ることができました。

 私に対して意地悪をする人(=A、B)は決まっていて、私の立場上、Aに指示を仰がなくてはならなかったのですが、Aじゃなくても知ってそうな事柄はBに聞きに行ったり、

「これやっといてって言ったよね」とドヤ顔で言われた時には「そうでしたっけ、でもわかりました、どんな事柄よりも最優先で今からします」と言ってみたりしました。

Aは私の「すみませんでした」が聞きたいだけなのに。

Bは、私が能面になってから、能面になった私が自分(B)のところに「教えてください」と来ることが意外過ぎたらしく、Bの中で何の変化が起きたかは知らないけど、その後一切意地悪はされなくなりました。

 

最後の3日は、今日はどんな意地悪されるんだろうと考えるだけでドキドキワクワクしてしまいました。新しい趣味になってしまいそうで怖いです。(これは短期だからできたことだと思います)

机の中の備品が無くなってるくらいでした。カッターとか。ペンとか。

でも全部その日のうちに机の中に戻ってます。

 

最終日、私は能面を外して私の顔で挨拶をしました。

みなさんに笑顔で簡単な挨拶して、皆さんも笑顔で返してくれました。

Aだけがこわばっていました。

 

私は、Aの前ではずっと能面でしたが、他のひとには私の顔を見せていました。

なので、Aにすれば、能面が突然笑ったのはさぞ不気味に映ったことと思います。

Aに仕返しがしたくて能面になったわけではありません。

Aの出す指示を実行するためには能面でなければ、感情がコントロールできなくなると思ったからです。

 

体力的に大変だったけど、こうして振り返ると収穫の方が多くて驚きました。

私のうつ、現状のうつでも、ここからここまでならできる、というラインが見えてきました。あとはきっとタイミングで、縁です。

大切にしていきたいものも増えてしまいました。

切り捨ててくものも決まりました。

 

大切にしていきたいのは、タイミングをキャッチできる体調にしておけるようになること。

切り捨てて行くものは、数年間友人だと思ってた人。

私が現在もうつ治療をしている事を忘れてるのかもしれない。或いはそんな事実なかったことになってるのかもしれない。

聞きたくない言葉が降りかかってくる。

 

気合、甘え、踏ん張れ、がんばれ、薬に頼るな、引きこもってちゃだめだ、負けるな

 

私は彼女が心配だ。きっと彼女も今、いっぱいいっぱいなのかもしれない。

私に送った言葉は自分へのものだったのかもしれない。

だってわかる。

病気になる前の私によく似てる。

でも私は自分の事しかしないと決めたので、彼女の心配はしないことにした。

タイミングよく、彼女から距離を開け始めてくれた。私はこのタイミングを逃さず、キャッチすることができた。

よかった。

 

 

 

my backnumber to lock the door on the inside ジュニア辞書で精いっぱい作った後ろと前の文脈です。タイトルはこんなニュアンスで表したかったです。