私を過去に引き戻す存在
前にもデスコールという記事で書いたのですが、今年の10月~11月はちょっと異常です。
私は「気圧のせいで体調がすぐれない」と自分をだましてきたけど、そうじゃない事は知ってた。
どうしても避けられない人との、関わりを、どう絶とうか真剣に考えて、しばらく抑うつ状態から抜け出せなかった。
今も良くはない。
でももうしばらくは電話はかかってこないだろうと思い込むことで、最低な抑うつは脱した。その代りのように頭痛が続いてる。
頭痛は辛いけど、抑うつに支配されてるよりはずっとマシ。
久々に電話で話す相手に、ここ数年の現況を聞かれ素直に答えるけど、それを聞いたところでぴんとくる相手ではない。
延々と続く昔話や、相手の現況に、今の私は興味がない。
そのはずなのに、大変なことが起こった。何故か私は、過去の自分のように立ち振る舞ったのだ(電話口なので立ち振る舞うと変かもしれない)。
強気で見栄っ張りで、ポジティブな、電話口の相手が私に抱いていたイメージの私になってしまうのだ。
最悪だった。
たまたまなんだけど、その相手は、他人を自分より高い場所に置いて、自分を下に置いて、それを楽に感じるような人だった。そしてそれは今も健在らしかった。
その相手と頻繁に交流があったころ、私はジャスティスの塊だったしごりごりの強気質だったから、きっと居心地がよかったんだろう。共依存だ。
捨て去ってしまいたい過去、その電話で話さなければ忘れていられた過去を引きずり出された。驚くほど自然に、簡単に、沼の底から軽やかに。
「やっぱり、ちえは偉いね、強いね」と言われて「あの頃も今も必死なのは変わらない」と答えた。それで精いっぱいだった。
電話を切ってから、もう4日が経っている。
電話がかかってくる前に近い状態に戻れたと思う。何回深呼吸しただろう。
相手も、電話を切った後に何かしら思うことはあるんだろうか。
笑顔になってるんだろうか、苦痛を感じてるんだろうか。
4日たった今、私はその相手に怒りを感じている。書いてしまってはいけないと踏みとどまる感情も沸いている。
思うだけならいい。
それを認めて踏みとどまる。